BOOKれびゅう

小 説

      
アマニタ・パンセリナ ★★★★★
著:中島らも 1995年 集英社 

お薬嫌いな人も好きな人も、楽しめる一冊。
「あの、これ書いちゃっていいんですか?」って誰も止めなかったのかな。かなり幅広くトライしてますけど、
これ読んで園芸店に走っちゃった人、いるんじゃないかなー。(笑)まんまドラッグ体験記。是非ご一読を。
今夜、すべてのバーで」 ★★★★★
著:中島らも 1991年 講談社 

アル中もヤク中もワーカホリックもそうだけど、人は何かに依存してしかいきられない弱い動物だと思う。なまじ理性を持って生まれたが為に、実は自分達が下等動物として考えてる人間以外のあらゆる生物よりも生きにくくなっているのではないだろうか。酩酊感を求めて20年近く飲み続けた作者が、酩酊感の先に待っていた「死」と対面した、病院での療養生活を描いた一冊。
吉川英治文学賞受賞作品。
白いメリーさん ★★★★
著:中島らも 1994年 講談社 

誰を殺してもいいという年に一度の「日の出通り商店街いきいきデー」他9編を集めた短編集。「日常の中の非日常」や「残酷の中の笑い」がリズム良く描かれている。「ユニーク」の一言では終わらせず、鋭くペン指す先に「人間」の本性をちらつかせつつ、オモシロオカシク「あっ」とゆーまに読み手をらもワールドに引き込む一作。

人体模型の夜 ★★★★
著:中島らも 1991年 集英社

少年が「首屋敷」と呼ばれる薄気味悪い空屋に忍び込み、地下室で見つけた人体模型。それから語り出された物語。読み終えて「人間って何だろう。。。」と考えさせられるオムニバス集。らも独特の怖さの中にも深いものが見えて来る。





漫画
ヘルタースケルター」 ★★★★
著:岡崎京子 2003年 祥伝社 

至極の美への欲求とその果ての人間の崩壊を漫画とは思えない完成度で描写。はっきり言って圧巻です。
主人公「りりこ」は特別だけど特別じゃない、
どこにでもいる女の子。あなたの側にもいるし・・・
もしかしたらあなた自身が「りりこ」かも。。。!?

リバーズ・エッジ ★★★★★
著:岡崎京子 1994年 宝島社

「静」の中に激しい「動」が描かれている作品。大好きな岡崎作品の中でも特にココロの描写が秀逸と感じました。高校生たちの「平穏」に見える日常の中にありふれた「非日常」を見事にエグリ描いているなぁ。。。と感心。超オススメ必読書☆
ぢるぢる旅行記」インド編 ★★★★★
著:ねこぢる 1998年 ぶんか社

これ読んだらあなたもきっとインドへGO!知らなかったインドのアレもコレも載ってます☆「まぢ〜!?インド行きたぁぁ〜い!!!」病に私もなりました!ご存知の方も多いとは思いますが著者のねこぢるは亡くなって(自殺ですが)今は故人の夫が「ねこぢるY」として筆を執られています。
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